結論から。何が直ったのか。
Claude Code v2.1.136 では、いくつかの小さな修正が入りました。 その中で、編集部としていちばん効くと感じたのは次の1点です。
/clear後に MCP サーバー設定が消失する不具合の修正。セッションを区切るために何気なく打っていた/clearで、せっかく接続していた外部ツール(MCP)の設定が毎回飛んでしまっていた不具合が直りました。
地味な修正に見えますが、MCP を日常的に使っている人ほど効きます。 毎回 MCP を再起動しなくて済む、というそれだけのことですが、業務に組み込んだ自動化のフローでは、これがあるだけで体感がまったく違います。
そもそも MCP って、何の話?
MCP(Model Context Protocol)は、Claude Code に「外部のツールを使えるようにする」ための仕組みです。 たとえば、Slack のメッセージを取りに行く、Google Drive のファイルを読む、社内データベースに問い合わせる──こうした「Claude単体ではできないこと」を、MCP を経由して接続することで実現します。
コードを書かない方には、こう例えるとイメージしやすいかもしれません。
Claude が頭脳なら、MCP は手足です。Claude 単体は「考えるだけ」ですが、MCP を通すと「考えて、調べに行って、書き込んでくる」ができるようになります。
AIプレイブックの実装記事でも、Slack 連携・カレンダー連携・Drive 連携などのほぼすべてに MCP が関係します。 MCP を使わない Claude Code は、足腰を半分しか使っていない状態に近いです。
/clear で消えるのが、なぜ困っていたか
Claude Code を業務で使う人の多くは、1日に何度も /clear を打ちます。
これは会話の文脈をリセットするコマンドで、別タスクに切り替えるときの儀式のようなものです。
ところが、これまでのバージョンでは /clear を打つたびに、設定していた MCP サーバーへの接続情報まで一緒にリセットされていました。
結果、こんなことが起きていました。
- 朝、Slack MCP を立ち上げて議事録を取りに行かせる
- 別の作業に切り替えるため
/clearを打つ - 午後、再び Slack を読みたくなる → 「あれ、つながってない」
- もう一度 MCP を起動し直す(地味に2〜3分かかる)
日に何度もこれが起きると、「ちょっと聞きたいだけ」のために再起動する億劫さが積み重なり、結局 MCP を使わなくなる人もいました。 今回の修正は、その「使わなくなる」を防ぐ意味で、見た目以上に効きます。
アップデート方法
ネイティブインストール(公式インストーラー)で入れている方は、背景で自動更新されます。何もしなくて大丈夫です。
Homebrew や WinGet で入れている方は、手動更新が必要です。ターミナルを開いて次のいずれかを実行してください。
brew upgrade claude-code # macOS / Homebrew
winget upgrade Anthropic.ClaudeCode # Windows / WinGet
バージョン確認は claude --version で行えます。2.1.136 以上であれば、修正済みです。
編集部の率直な感想
派手なリリースではないのですが、こういう「地味な詰め直し」が積み上がるバージョンほど、後から振り返ると効いていることが多いです。 新機能の追加よりも、毎日触る部分の摩擦を取る修正のほうが、長期で使う道具としては大事だったりします。 Claude Code は、いま「派手な進化」よりも「使い続けたくなる安定」を取りに来ているフェーズに見えます。
Claude Code CHANGELOG(GitHub)
本記事は編集部による要約・所感です。各バージョンの全変更内容・コミットレベルの差分は、公式 CHANGELOG をご確認ください。
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